2013年9月2日月曜日

(((おんがく目レキシ科))) ロカビリー誕生 そのニ ヒルビリー


ロカビリーという名称は
ロックンロール(黒人音楽) とヒルビリー(白人音楽)を混ぜて作られた造語です。
そしてロカビリーは白人音楽(黒人のロカビリーバンドもありましたが、ごく少数)。

ちなみにヒルビリーというのは、今で言うカントリーミュージックの事です。(カントリー&ウエスタンという呼び方は1949年6月のビルボード誌で使われてから広まった呼び方らしいですよ。)

<ヒルビリー>
1920年代~30年代にアメリカ南部に古くから伝わるトラッドフォークをレコードにして発売したのが始まり。これ以降、南部田舎出身者のフォークはヒルビリーという名前で定着しました。
バンドではギター、5弦バンジョー、フィドルなどを使用。

<ヒルビリーブルース>
1920年代、30年代はまだまだ黒人差別の激しい時代ですが(ビリーホリディの「奇妙な果実」が録音されたのが1939年ですから)、この頃すでに黒人音楽に魅せられた白人のアパラチアン山脈地方出身のミュージシャンが現れます。
影響を受けたのは、ブルース。ヒルビリーブルースマンの登場です。

影響を与えた Blind Lemon Jefferson "Matchbox Blues"


後に出てくるCarl Perkinsもアレンジして歌っています。
Carl Perkins "Matchbox"


ヒルビリーブルースの大御所として知られる
Jimmy Rodgers "Blue Yodel No 1"

Carter Family "Wildwood Flower "


世の中では黒人差別が堂々と行われていた頃、黒人音楽の良さに心を奪われた白人も実は沢山いたということですね。


おっと、また時間が来てしまいましたので、このへんで。

参考図書 鈴木カツ著 「ロカビリービート



おぐ
http://otomochanmusic.blogspot.jp/
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